今週のAI最新NEWS 2026年2月3日版

1.Google Veo3、ProRes出力に対応


Googleの動画生成AI「Veo3」がアップデートされ、業務利用に適した「ProRes 422 HQ」形式での出力に対応した。これまでのMP4形式では編集時の劣化が課題だったが、高画質コーデックへの対応により、放送や映画レベルの編集ワークフローに直接組み込むことが可能になった。プロの映像制作者が生成AI素材を実案件で採用するハードルを下げる重要な変更である。

 

ポイント

Googleの動画を作るAIが、プロの映像編集でよく使われる「高画質なデータ形式」で保存できるようになった。これまでは画質が少し粗くてテレビや映画では使いにくかったが、これからはきれいな画質のまま編集ソフトに取り込めるようになる。

用語解説:「ProRes(プロレズ)

Appleが開発した映像データの保存形式(コーデック)のこと。画質が非常に良く、編集作業でパソコンにかかる負担も少ないため、プロの映像制作現場で標準的に使われている。

 

 

2.AI検索でYouTube優勢


AI検索の要約枠(AI Overviews)でYouTubeの露出が多いという分析が国内で紹介された。検索結果の“入口”がAI要約に移るほど、動画が参照元になりやすい。映像を作る側は、検索向けの設計も同時に考える必要がある。

 

ポイント

AI要約は、複数の情報源から要点をまとめて表示する仕組みである。動画が参照されやすいなら、タイトル・概要欄・字幕など“機械が読める情報”の整備が効いてくる。

用語解説:「AI Overviews」

検索の上部でAIが要点をまとめる表示である。クリックされる前に理解が完結してしまうこともある。

 

 

3.ソニー、CP+で「AI撮影助手」公開へ


ソニーは、2月下旬に横浜で開催されるカメラ映像機器ショー「CP+ 2026」の出展概要を2月2日に発表した。注目は、Cinema Lineカメラに実装予定のファームウェア「AI Cinematography Assistant」であり、ワンマン撮影でもフォーカス送りと構図調整をAIが自動制御する機能が含まれる。少人数での映像制作現場において、クオリティを維持しながら撮影効率を劇的に高める技術として期待されている。

 

ポイント

これまで熟練のカメラマンが手動で行っていたピント合わせや画面の構図調整を、AIがアシスタントのように自動で行うようになる。一人で撮影する際も、プロのチームで撮ったような映像が撮りやすくなる。

用語解説:「ファームウェア(Firmware)」

電子機器を制御するために組み込まれているソフトウェアのこと。これを更新(アップデート)することで、カメラを買い替えなくても新しい機能が追加されたり、性能が向上したりする。

 

 

4.Adobe Firefly、動画モデルの日本語強化


Adobeは、動画生成AI「Firefly Video Model」のアップデートを行い、日本語プロンプト(指示文)への理解精度を大幅に向上させた。これにより、日本特有の文化的背景や風景描写(例:「縁側」「桜吹雪」など)を含む指示が正確に反映されるようになり、国内クリエイターの作業フローが円滑化する。Premiere Pro内の「生成拡張」機能においても、日本語での微調整が可能となった。

 

ポイント

これまでは英語で指示しないと不自然な映像になることがあったが、これからは「日本の四季」のような細かいニュアンスも日本語で入力するだけで、思い通りの映像が作れるようになる。

用語解説:「生成拡張(Generative Extend)」

動画の尺(長さ)が足りない時に、AIが映像の前後を自動で作って足してくれる機能のこと。編集のタイミング合わせで「あと2秒欲しい」といった場面で非常に重宝される。

 

 

5.キヤノン、AI手ブレ補正の新技術発表


キヤノンは、次世代の映像エンジン「DIGIC X AI」に搭載する強力な手ブレ補正技術を発表した。従来のジャイロセンサー情報に加え、AIが映像内の被写体の動きを予測して電子的に補正をかけることで、ジンバル不要レベルの安定した歩き撮りを実現する。特にドキュメンタリーやVlog制作において、機材を軽量化できるメリットが大きい。

 

ポイント

これまでは「ジンバル」という重い機械にカメラを載せる必要があったが、AIの力で揺れを打ち消すため、カメラ一台だけで滑らかな映像が撮れるようになる。

用語解説:「ジンバル(Gimbal)」

カメラを水平に保ち、手ブレを物理的に抑えるための回転台付きの機材のこと。プロのような滑らかな映像が撮れる反面、重くてセッティングに時間がかかるという欠点がある。

 

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