今週のAI最新NEWS 2025年8月5日版

 

1. OpenAI「GPT-5」リリース直前


OpenAIが最新AIモデル「GPT-5」のリリース計画を発表した。

GPT-5は従来の複数モデルや用途別の設計をより統合・簡素化し、ユーザーや開発者が“どのモデルを使うか”悩まずに済む体験を目指すものとなる。開発者向けAPIでも新バージョンや軽量モデル、将来的な自動切替サポートが示唆されている。AI利用をさらに簡単・直感的にする新展開として注目されている。

ポイント

AIをどう使い分けるか迷う必要がなくなり、「頼めば全部やってくれる」時代が到来しつつある。スマホやパソコンにも自動搭載されていく流れ。

用語解説:「API(エーピーアイ)」

ソフトウェア同士をつなぎ機能を呼び出す“窓口”のような仕組み。アプリやサービスにAI機能を簡単に組み込む際に不可欠。

 


 

2. Google Veo 3 高度アノテーション・画像→動画生成機能


GoogleがVeo 3の新機能として、画像1枚から動きや演出を細かく指示(アノテーション)して動画化できる“編集コントロール”をリリース。
JSONや自然文でカメラアングルや登場キャラの動きを段階的に指定できる。初心者でも手軽に本格的な動画をAIで作れるようになり、教育・広告・個人制作などクリエイティブ分野で活用拡大中。

ポイント

「猫が駆け出してカメラが追い、雨が降る」など、文章でイメージ通りに動画を自動生成できる。専門スキル不要なことが魅力。

用語解説:「アノテーション」

「付加情報や指示を書き込むこと」。ここでは画像や映像中の“どの部分がどう動くか”などをAIに伝える設計図の役割を果たす。

 


 

3. Skild AI「Robot Brain」認知アーキテクチャ公開


Amazon・ソフトバンク資本のSkild AIが、ロボット向けの新AIエンジン「Robot Brain」を公開。
状況の変化に合わせて自律的に計画や行動を決められる仕組みを組み込み、サービス業・物流・医療などで活用を目指す。「決まった作業だけ」しかできなかったロボットが、人間のように考えて動く領域へ急速に進化している点に注目。

ポイント

障害物やイレギュラーな状況でも“自分で判断して行動を変えられる”AIロボットが身近になりつつある。

用語解説:「認知アーキテクチャ」

人や動物のような“考え方・判断の仕組み”をAIに模倣させるための基本設計のこと。

 



4.NASAによるISS完全自律AIロボット導入


NASAが国際宇宙ステーション(ISS)で、外部の操作なしで自律的に設備点検や在庫管理、小規模修理ができるAIロボットを導入した。
現状は有人宇宙環境での自律作業実証フェーズで、通信ラグによる遅延がない運用を実証している。今後の月・火星探査や、地球上の遠隔地作業のAI活用へつながる“現場判断型AI”の実証例として世界的なインパクトを与えた。

ポイント

「遠くてすぐに指示が届かない場所(宇宙や田舎など)」でも、AIが自分の判断で問題を解決できるようになる。

用語解説:「自律」

「自分で考えて動く」こと。AIが外部の操作を受けず、その場で判断し行動することを指す。

 


 

5.中国Zhipu AI「GLM-4.5」エージェントOSS公開


Zhipu AI(ジップ・エーアイ)が、3550億パラメータを持つマルチモーダルAI「GLM-4.5」のオープンソース化を発表した。

誰でも無償でAIモデルの中身や学習済みデータを使える革新的な試み。月額課金で使うだけだった超高性能AIが「みんなのもの」になり、世界中の開発者・研究者が自由にAIアプリ開発できる点が新時代を示す。

ポイント

高性能AIモデルが“無料公開”され、自分でカスタマイズして使ったり新事業を興したりできる時代へ。

用語解説:「パラメータ」

AIモデルの“頭脳の細かい部分(数値や設定のかたまり)”。数が多いほど、より複雑で賢いAIになりやすい。

 


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