今週のAI最新NEWS 2025年12月23日版

1.日本で「ゼロクリック検索」が増加、AI要約への信頼が高まる傾向


Nippon.comによる調査記事は、日本のインターネット利用者の多くが、検索結果ページ上部に表示されるAI要約だけを読んで離脱する「ゼロクリック検索」に移行しつつあると報告している。
検索結果のサイトを実際には開かず、AIがまとめた要約文を信頼して情報収集を済ませるユーザーが増加しているとされる。この傾向は、ニュースや解説記事の閲覧数や広告収益の構造にも影響し得る動きであると指摘されている。

 

ポイント

ゼロクリック検索は、AIが検索結果の要点を直接表示するため、利用者の手間は減る一方で、情報源となるサイト側にはアクセスが届きにくくなるという問題も生む構造である。

用語解説:「ゼロクリック検索

検索エンジンの結果画面でAI要約や抜粋だけを読み、どのWebサイトも開かずに離脱する利用行動であり、ニュースサイトやブログへの流入を減らす要因になり得る行動である。

 

 

2.Google、「2025年をGeminiと振りかえる」日本向け特集でNano BananaなどAI機能を総括


Googleは公式ブログ日本語版で、「2025 年を Gemini とふりかえる」と題した記事を公開し、2025年に日本で提供開始したGemini関連AI機能を総括して紹介した。
記事では、Geminiのチャット、DocsやGmailでの文章支援、ChromeやAndroid上のAI機能に加え、日本で公開した画像生成AI「Nano Banana」や音声要約機能などが取り上げられている。年末やクリスマスに役立つ具体的な活用Tipsも例示され、一般ユーザー向けにAI機能の利用シーンを広げる意図が示されている。

 

ポイント

この種の総括記事は、専門家向けというより日常的にGoogleサービスを使うユーザーを対象に、どの機能が自分の生活や仕事に役立つかを整理して提示する目的を持つコンテンツである。

用語解説:「音声要約機能」

長い音声や動画の内容をAIが解析し、要点だけをテキストでまとめる機能であり、会議録や動画視聴時間の短縮に役立つ支援機能である。

 

 

3.ディズニー×OpenAI提携、Soraで人気キャラクターの動画生成を正式解禁


米ウォルト・ディズニーとOpenAIは現地時間12月11日、動画生成AI「Sora」において、ディズニーの世界的人気キャラクターの利用を認める3年間の画期的提携を発表した。
専用の利用条件のもとで、公式キャラクターを使ったショート動画やプロモーション映像をSora上で生成できるようになると報じられている。権利者自らがAI動画生成プラットフォームと連携し、IPから直接対価を得る「共存モデル」の象徴的な事例として注目されている。

 

ポイント

従来は権利侵害リスクから「AI生成で人気キャラを使うこと」が問題視されていたが、この提携は権利者が一定のルールのもとでAI動画利用を認め、その代わりに対価を得るという新しいビジネスモデルの方向性を示した合意である。

用語解説:「IP利用許諾」

著作権や商標権を持つ企業が、他者に対しキャラクターやロゴなどを使う権利を認める契約であり、使用範囲や期間、対価などが細かく取り決められる法律行為である。

 

 

4.企業の生成AI導入率は約4割、最も使われているツールはChatGPT


Ragate株式会社が発表した最新調査によれば、日本企業の「生成AI導入率」は2025年12月時点で約4割に達し、すでに導入している企業で最も利用されているツールは「ChatGPT」(45.5%)であると報告されている。
GeminiやClaude、Perplexityなど他のツールも続いており、用途としては文章作成、資料作成、プログラミング支援が上位に入るとしている。一方で、情報漏洩リスクへの懸念から「社外向けには限定的に利用」という慎重姿勢の企業も一定数存在すると分析されている。

ポイント

日本企業における生成AI導入は、「一部の先進企業だけ」の段階を越え、社内利用限定・PoC段階も含めると“多数派入り”しつつあるが、正式な運用ルールや教育体制整備はまだ途上のケースが多い状況である。

用語解説:「​PoC(Proof of Concept)」

新技術や新サービスの本格導入前に、小規模環境で有効性や費用対効果を確認するための実証実験であり、生成AI導入の初期ステップとして企業でよく行われる取り組みである。

 

 

5.森美術館「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」展で生成AI映像作品を展示


森美術館は2025年12月13日〜2026年1月25日まで、「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」展を開催し、ゲームエンジンや生成AI、VRなどを用いた現代アート作品を紹介している。
会場では、AIが自律的に映像を生成し続けるインスタレーションなど、映像生成AIと人間の創作の関係を問う作品も展示されると案内されている。

ポイント

この展覧会は、技術解説よりも「AIやゲームエンジンがアート表現にもたらす変化」を体験的に理解する場として企画されており、映像制作やゲーム開発に関わる人にとってもインスピレーション源になり得る内容である。

用語解説:「インスタレーション」

作品単体ではなく、空間全体を使って観客の体験を設計するアートの形式であり、映像・音響・オブジェクトを組み合わせて環境そのものを作品とする表現手法である。

 

 

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