採用に動画が効くって聞いたけど、何から考えればいいの?

2024.03.04

滝本 重之


どうも。動画広告ディレクターの滝本です。
今回は採用動画について考えてみます。

仕事内容の羅列ではいけない

現代の採用市場では、単に仕事内容をリストアップするだけの求人広告では結果は望めません。特に若い世代の求職者は、働く企業の文化や価値観、そしてそこで働く人々の雰囲気を重視します。
彼らは
「どのようなプロジェクトに携われるか」
「どのような成長機会があるのか」
「職場の人間関係はどうなのか」
といった、具体的で生き生きとした情報を求めています。

動画がテキストや写真よりも優れている点

ここで採用動画の出番です。
動画は、企業が持つ独自の文化や雰囲気を、
言葉や写真よりも遥かに鮮明に伝えることができます。

動画は視覚的要素、音声、音楽を組み合わせることで多くの情報を短時間で伝え、豊富な表現力で視聴者の感情に訴えかけられるからです。

しかし、ただ動画を作れば良いというわけではありません。
重要なのは、ターゲットとなる視聴者に対して、
正しいメッセージを効果的に届けることです。

ではそもそも、採用動画で伝えるべきことって何?

求職者の思い「どんな会社なの? 」という漠然とした問いを分解すると
・会社の事業内容
・仕事内容
・職場の雰囲気や社員同士の関係性
というところでしょうか。

会社がどのような価値を提供しているのか。
どんなビジョンを持っているのか。
それを実現するための日々の努力はどのようなものなのか。
これらは数字や固定された文言では伝えきれない、生き生きとした企業の姿です。

動画を通じて、見る人が
「この会社であれば、私も成長できる」
「ここなら自分の価値観に合った仕事ができそう」
と感じられるような内容を心掛けるべきです。

そして動画制作においては、ただ情報を伝えるだけでなく、
視聴者に感情移入してもらえるようなストーリーテリングを心掛けることが大切です。

「単なる企業紹介」にしない

企業側の言いたいことだけを言う、「企業紹介」に陥らず、
視聴者がその動画を通じて何を感じ、何を学べるかを常に意識することが重要です。

具体例

■社員密着
例:双日

現場の社員の一日に密着する動画です。これにより、実際の仕事内容だけでなく、社員同士のコミュニケーションやオフィスの雰囲気も伝わります。例えば、「朝のミーティングの様子」「プロジェクトの打ち合わせ」「ランチタイムの交流」など、リアルな職場の風景を切り取ることがポイントです。

■創業ストーリー
例:akippa(弊社制作)

会社の創業ストーリーや、設立の背景にある想いを紹介する動画も有効です。
創業者やキーパーソンへのインタビューを交えながら、会社がどのようなビジョンを持っているのか、何を大切にしているのかを伝えることができます。
感動的で心に残るストーリーは、
視聴者の記憶に深く刻まれ、企業への良い印象を植え付けることにつながります。

就職活動に悩む人へ

「就職活動どうしよう?」
「自分が何に向いているかわからない…」

こんな不安を抱える人に向けて、キャリア形成や自己分析のヒントを提供する動画も魅力的です。例えば、「社員が語る、この仕事のやりがいや魅力」「どんな人材が求められているのか」など、具体的で役立つ情報を提供しましょう。これにより、視聴者は自分自身を見つめ直すきっかけを得ることができます。

例:三菱地所

企業側の言いたいことだけを言う動画にしない

動画制作において大切なのは、ただ情報を伝えるだけでなく、
視聴者が感情を動かされるようなコンテンツを作ること。

映像制作会社ムービーインパクトでは、
そんな心に響くストーリー作りを得意としています。
私たちは、企業の「見えない魅力」を可視化し、
それを通じて新たな才能を引き寄せるお手伝いをしています。

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