EOS R5Cがムービーインパクトに仲間入り

2023.04.28

スタッフ

ムービーインパクト技術部です。

弊社は平成20年4月に映像制作物の企画・制作を行う会社として設立され、今年で15年目を迎えました。
それを記念してというわけではないのですが、実は今年度から新しいカメラを導入しました。
今回はその新機材の紹介をしたいと思います。

Canon EOS R5C

こちらがそのカメラ、キヤノンの業務用撮影機材CINEMA EOSシリーズのミラーレス一眼です。
一般的な一眼カメラより厚みが少しありますが、これはミラーレスカメラのウィークポイントである熱暴走の対策で放熱ファンがついているため奥行きのあるフォルムになっています。

ミラーレスなので本体の重量は680gと、EOS 5D mk4と比べると15%も軽くなっています。
それでいて8KのRAW動画撮影ができてしまうという凄いカメラです。

以下、弊社カメラの導入履歴を見ていきましょう。

2008年 │SONY HVR-V1J (業務用ビデオカメラ)
2012年 │Canon EOS 5D mk2 (一般製品)
2014年 │Canon EOS 5D mk3 (一般製品)
2017年 │Canon EOS 5D mk4 (一般製品)
2020年 │Panasonic AU-EVA1 (業務用シネマカメラ)
2023年 │Canon EOS R5C (業務用ミラーレス一眼カメラ)

もう15年もやっているので当然と言えば当然なのですが、機材の移り変わりを見ると時代を感じます。
創業当初はレンズの交換ができないビデオカメラを使っていて、それで劇場映画も撮りました。
それから、一眼ムービーの登場で映像業界が震撼し、弊社もキヤノンの動画が撮影できる一眼レフ(5D mk2)を導入しました。
5D mk2の動画撮影機能は今からしてみればオマケ機能のような存在でお世辞にも使い勝手が良いとは言えませんでしたが、時を経て令和の時代に誕生したR5Cは写真も動画もストレスなく撮れるスーパーカメラと呼んでもいい気がします。

実際にR5Cを使って感じたことを3つあげるとしたら「バッテリーの消耗が激しい」「PDに対応してて便利」「4K撮影してもクロッピングされない」というところでしょうか。

・バッテリーの消耗が激しい
熱対策に力が入れられていて、熱を放射するための冷却ファンが常時動いているので消費電力が非常に激しいです。
そのためR5Cを本格運用する際は、換えのバッテリーを大量に用意するか外部電源を使う必要がありそうです。

・PD(Power Delivery)に対応してて便利
R5C本体側面にあるUSC-C端子がPD給電に対応しているので、PD規格の充電器やモバイルバッテリーを用意すれば外部から電源供給が可能です。
言ってしまえば、これまでのようにカメラ専用の電源アダプタを買わずとも汎用品を使ってカメラに給電ができるというわけです。
キヤノン純正のUSB電源アダプターの定格出力を見てみると、9V-3Aとあるので出力27W以上の電力が必要で、USBケーブルも3A以上のものが必要になってきます。

・4K撮影してもクロッピングされない
弊社保有の5D mk4やEVA-1では、4K撮影モードにすると画角がクロッピングされて画角が1.5倍くらいになっていましたが、R5Cではクロップなしの全画素読み出しが実現しているため、4Kでも8Kでもフルサイズの画角で撮影が可能になっています。
さらに言えば、クロッピングすることもできるのでレンズ活用の幅が広がります。

まだまだこのカメラ自体が新しく情報も多いわけではないので、これからもR5Cについて書いていこうと思っています。

新機材になり、もう良い作品が作れる気しかしないムービーインパクト技術部でした。

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