YouTubeショートの画面比率は9:16ではない!??
2023.07.14
人気のYouTubeの縦型動画、YouTubeショート。
TikTokの隆盛を受けて、インスタグラムやYouTubeも縦型に力を入れ出してから、はや数年が経ちました。
YouTubeショートの問題点
しかし、
YouTubeショートには問題があります。
動画を作ってアップロードする、
我々のような立場からすると
結構深刻な、
悩ましい問題があるのです。
作った動画をスマホで見ると
「重要なテロップの上に、
“いいね”アイコンが重なってきて
見えなくなっちゃった」
「画面右端にあるロゴの一部が
欠けてしまう」
横型動画では起こらなかった、こんな問題が発生します。
動画を広告運用するのなら、なおのこと重大な問題です。
インスタグラムの動画広告では、
「動画の上部14%、下部20%は、テロップやロゴは配置しない方がいいよ。アカウントのアイコンやタイトルの文字が入るかもなので」と公式サイトで親切に教えてくれています。
https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/video/instagram-story
しかし、YouTubeのショートに関しては、現在のところ公式ではそういったアナウンスがないようです。
しかも厄介なのが、
スマホ機種によって、表示されるアイコンの位置が変わるようなのです。
ううむ、悩ましい。
テレビでは画面端が切れるのは常識だった
ちょっと昔の話をすると
テレビでは、「セーフティゾーン」というのがあって、画面の端には大事なテロップなどを配置しないのは常識でした。
ブラウン管だった頃は、テレビ機種によって、ガッツリ上下左右の画面端が切れていたように思います。
そもそも画面が液晶テレビのように平面ではなく、湾曲していたので、そりゃ切れますよね。
けれど最近の、
YouTubeの横型動画を見る分には、
画面の端が切れるなんてことは無く、
きっちりフル画面見えるので、
「画面の端ぎりぎりにテロップを表示しても問題ない、セーフティゾーンなんて過去の話だ」というような
新常識が出来つつありました。
そんな折に降って湧いたのが、
今回のYouTubeショートの
“画面端見えなくなる&いいねアイコン神出鬼没”問題です。
手元にあったスマホ機種で、いろいろとテストをしてみました。
YouTubeショートの画面比率は、
スマホ機種に依存される
iPhone14では、
表示された動画は
「16対9」より縦に長く、
測ったところ「約17.63対9」でした。
つまり、元動画の左端と右端は
やはり切られてしまうんです。
タイトルの表示文字数も
機種に依存する
YouTubeのタイトルに入力できる
最大文字数は、100字です。
ショートだと画面下部にタイトルが表示されます。
このタイトルの表示文字数はスマホ機種に依存するようです。
iPhone14だと100文字すべて表示されましたが、
Google Pixel 6aだと90文字のみしか表示されませんでした。
動画を編集したのち、書き出す前にチェックが出来るpng画像 配布します
左右の見切れ・アイコンの重なりをチェックするためのpng画像を作りました。
iPhone14用で作ってあります。
動画編集ソフトに読み込んで使ってください。
しつこいようですが、アイコンの表示位置や左右の端がどこまで表示れるかは、スマホ機種に依存するようなので、 あくまで目安として使ってくださいね。