映像制作のための照明テクニック – プロが使う基本から応用まで

2023.10.06

鈴木翔太

こんにちは。ムービーインパクトの鈴木です。

今回は映像でかかせない照明について書いていきます。

照明を使う理由とは?

映像の品質や表現力を向上させる重要な役割を果たします。適切な照明の使い方によって、より魅力的で効果的な映像を制作することができます。

  • 被写体の明瞭さと鮮明さ:明るさの調整によって、被写体がクリアに映ります。適切な明るさを持つことで、細部までしっかりと捉えることができます。
  • コントラストの調整: 照明の使い方によって、影の濃淡や立体感を調整することができます。これによって、映像に奥行きや立体感を持たせることができます。
  • 雰囲気の演出: 色温度や照明の強さを変えることで、映像の雰囲気を調整することができます。暖色系の照明で温かみを出したり、寒色系でクールな印象を与えたりすることが可能です。
  • 被写体の背景の切り離し: バックライトやフィルライトを使って被写体を背景から切り離すことで、被写体がより際立ちます。これによって、被写体が背景に埋もれることなく映ります。
  • 特殊効果の実現: 特殊効果照明を使うことで、例えばグリーンスクリーンを使ったクロマキー合成や、興味深い影の演出などが可能になります。
  • 物語の伝達: 照明は物語や情景の雰囲気を表現する重要な手段です。例えば、暗い照明で緊張感を演出したり、明るい照明で明るい場面を表現したりします。

明るさのコントロール

明るさの調整は、照明の基本中の基本です。適切な明るさを持つことで、被写体がクリアに映ります。しかし、明るすぎる場合は、ディフューザーを使用するなどの手法があります。ナチュラルライトを活用する際は、時間帯や天候によって光の強さが変わることを考慮しましょう。

色温度の理解と活用

ライトの色温度は映像の雰囲気を大きく変える要素です。昼光色や白熱色などの選択肢があり、シーンの雰囲気に応じて使い分けます。例えば、昼間の屋外シーンでは自然光に近い色温度を選ぶと自然な印象を与えます。

三点照明法の具体的なセットアップ

三点照明法は、映像制作における基本的な照明のセットアップ手法です。これにはキーライト、フィルライト、バックライトの配置が含まれます。

  • キーライト: キーライトは被写体を照らすメインの光源です。通常、被写体から45度の角度で配置されます。これにより、被写体に自然な影が生まれ、立体感が出ます。
  • フィルライト: フィルライトはキーライトの影を埋める役割を果たし、柔らかな光を提供します。これにより、被写体に均一な照明が行き渡ります。
  • バックライト: バックライトは被写体を背景から切り離すための光源で、立体感を強調します。被写体の周囲から後ろを照らすよう配置します。

まとめ

照明は映像表現で欠かせないものです。
作り込みをするだけで、夕暮れのシーン、夜、早朝の木漏れ日シーンなど
多種多様な映像表現ができます。
ぜひ照明を駆使してみましょう。

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▼映像制作実績

YouTube・facebookでの動画コンテンツ制作 | 登録者16万人「くらしのラボ」(東京電力エナジーパートナー様)

進研ゼミ高1講座「塾に行かずに志望大に現役合格できる学習法とは」篇

映画「大舞台は頂いた!」(大田区文化振興協会様)

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