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【100テイクはヤバイ】 俳優と色んな監督論|映像制作・動画制作ブログ

活野 創


2019.05.16

映像作品には、様々な方々が関わります。

プロデューサー、監督、キャストから脚本、撮影、照明、録音、美術、編集、VFXなどなどなどたくさんの役割があります。

映画館で映画を観る際にエンドクレジットが流れるとすぐに席を立ってしまう方もいらっしゃると思いますが、是非最後まで観ていただきたいです。
こんなにもたくさんの方が関わっているのかと驚かされます。
 
私は、エンドクレジットまでがその作品と考えているので、いつも最後まで席は立ちません。
インド映画は踊りを楽しめますし、ジャッキー・チェン氏の映画は、NGシーンを楽しむことができたりします。
個人的にこれは!と思ったのは、クリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」です。
作品の余韻を感じさせるエンドクレジットで圧巻です。
あるはずのものが無いのです!
はじめから観るからこそ意味のあるエンドクレジット!
 
おっと、エンドクレジットでそこまで話を膨らませる気は、今日は無かったので、またの機会にします。
 

撮影

 
さて、監督や俳優(特に主演)に関しては、事前に情報を得た上で、映画を観ることが多いかと思います。
 
実際スクリーンに映るのは、俳優なので、俳優にはいろいろなタイプの方がいるのは、容易に想像できますし、実際に観ることができますが、監督も本当にいろいろなタイプの方がいらっしゃいます。
明るく楽しく盛り上げる監督もいれば、あえて緊張感を生み出すよう、笑顔を出さず、近づきにくいオーラを醸し出す監督などなど。
もちろん作品の内容や役柄によっても変わってきますが、
同じ俳優でも関わる監督や演出により、全然違う見え方になるということは、よくあります。
 
俳優としても監督により、演じやすい、演じにくいことが時としてあります。
 
デヴィット・フィンチャー監督、クリント・イーストウッド監督は、どちらも大好きな監督ですが、
演出方法は両極端と言っても良いかもしれません。
 
デヴィット・フィンチャー監督は、完全主義者で、演技や美術に至るまで一切の妥協を許さず、徹底的にこだわり抜きます。
「ソーシャル・ネットワーク」のオープニングのマーク・ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグとガールフレンドのエリカ(ルーニー・マーラ)とのものすごいテンポの会話(このシーンだけでなんと脚本9ページ分!)は、90~100テイク撮ったようです。
5分ほどのシーンですが、このシーンで、キャラクターと映画に一気に引き込まれます。
私は、このオープニングの会話からマーク・ザッカーバーグが寮に帰るまでが音楽も含め、大好きで、ハリウッドの演技学校で、このシーンを演じました。
 
当時、そのセリフ量とテンポに目と頭を回しながらも、昼夜問わず(それこそ、シャワーやトイレの時間も)口ずさみ、なんとか覚えました。
5年以上も前なのに、今だに、部分的ではありますが、言えてしまいます笑
頭にこびりついているというのは、まさにこういうことかなと思います笑
 
それとは対照的にクリント・イーストウッド監督は、早撮りで有名で、リハーサルを行わず、1テイク撮影を行うようです。
「何度もテイクを重ねると、次第に演技がパターン化する」といった理由からだそうです。
たしか、メイキングか何かで、「グラン・トリノ」のオーディション後に「私の仕事は、この時点で70%終了した」とおっしゃっていたのを思い出しました。
 

撮影いつ終わるの

※Photo by Erica Lewis on Unsplash

映画で言うと、弊社制作の大田区文化振興協会30周年記念作品の神酒大亮監督「大舞台は頂いた!」もかなりの早撮りでした。

現場は、良い意味での緊張と緩和があり、キャスティングとしても出演としても非常に有意義な現場でした。
 
なんと、本編が以下から観られます!まだという方は、是非ご覧くださいませ!

映画「大舞台は頂いた!」

 
映画にしても、CMにしても、早撮りは、監督と俳優の信頼関係の上に成り立っているのだと思います。
もちろん、テイクを重ね、こだわり抜くということを否定している訳ではなく、それはそれで信頼関係があるからこそ、成り立っているのだと思います。
 
ただ、限られた予算の中でより良いものを生み出すためには、早い段階でより良い演技を引き出す監督(演出)の力と、より良い演技を生み出す俳優の力は、必要不可欠なものだと思います。
 
その相乗効果が作品にユーモアや深みをもたらすのかなと。
 
そして、信頼関係も含めてそうなのですが、それらは得てして撮影前の準備の段階でかなりの割合で決まっているのかなと思います。
 
とはいえ、俳優として不思議なのは、自分で演じている時点で客観的に評価している自分と、実際に映像になった際に映るそれが全然違っていたりすることです。
自分では手応えのあったものがそうでなかったり、その逆もまたしかり。
 
演技は、深いですね~
そのあたりは、次回以降で掘り下げてみるのも良いかなと思っております。
 
最後に、弊社ディレクター、神酒大亮、市原悠、滝本重之の個人的にお気に入りの作品を紹介します。
 

神酒大亮ディレクター

アップルオートネットワーク様

大好きな刑事編シリーズと早口シリーズ
どちらも出演させていただいたこともあり、思い出と思い入れが大きいです。
 

佐賀県唐津市様

はい!唐津に行きたくなりました!
 

市原悠ディレクター

坂善商事様

ハラハラドキドキの展開がまるでショートムービーを観ているようです!
 

エレクトロラックス様

親子のやり取りとふとんのふんわり感に感動すること必至です。
気がついたら、ふとんを抱えて、コインランドリーに走っていました。
 

滝本重之ディレクター

DARK SHINY様

たった20秒なのに、何かしらの始まりを予感させる映像です!
 

オークローンマーケティング様(Shop Japan)

[申し訳ありません。現在この動画は公開されておりません]

腹筋マシン「アブクラッシャー」のWebCM。
 
まだまだたくさんお気に入りの作品がありますので、また紹介させてください!
 


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