誰もいない電車の中

とある撮影現場へのアクセスでの偉業?|映像制作・動画制作ブログ

活野 創


2019.09.13

こんにちは、キャスティングの池野です。

 
キャスティングの仕事をしていると、日々いろいろな現場に赴きます。
動画広告の撮影が主なので、場所としては、都内のスタジオや関東近郊が多いのですが、毎日のようにいろいろなところに行けるのは、新鮮であり、乗り換えの達人になれます笑
 
時には、関西などの映像制作もあり、関東から飛び出すこともあります。
 
先日、ほんとうにどうでも良いのですが、今後2度とできないかもしれない貴重な経験をすることができました。
 
とある撮影で、長野県の白馬に前乗りしたのですが、ひょんなことから、キャスト陣と別ルートでの移動となり、私だけ新潟の糸魚川駅からローカル線での移動となりました。
新潟県出身の私ですが、糸魚川に来るのは初めてでした。
新潟は、なかなかに縦長ですから、訪れていない場所が多々あります。
 
その糸魚川駅は、2015年の北陸新幹線の開業に伴って、リニューアルしたのか、とてもキレイな駅でした。

糸魚川駅

 
夜だったので、開いていなかったのですが、「ヒスイ王国館」なる気になるスポットがありました。
なにやら、糸魚川はヒスイ(宝石)で有名らしく、ヒスイ拾いというアクティビティーもできるようです。
北陸新幹線で金沢に旅行ついでに良いかもしれません。
 
さて、私のアクセスとしては、糸魚川駅から、大糸線というローカル線で、始発の「糸魚川駅」から終点の「南小谷駅」まで1時間ほどで行きます。
 
その大糸線。

なんと1両仕立てです!

一両編成の電車

 
これだけでも非常にレアです。
 
出発まで少し時間があるので、席に座り、パソコンを開きます。
ほどなくして、車掌さんが出発の準備を始めました。
乗客は、私のみです。
出発ぎりぎりになれば、増えるだろうと思い、パソコンに目を落とし、キャスティング作業。
特に乗ってくる人は、おらず、電車は出発。
 
わー、貸し切り。
 

電車の車内

 
 
車掌さんとのふたり旅です。
電車は、ガタンゴトンガタンゴトンとゆっくり走っていきます。
 
はじめのうちは、快適にパソコン作業を出来ていましたが、
途中から、新潟ならではの山岳地帯に入り、トンネルが多く、電波が途切れ途切れになってしまいます。
 
その度にふーっと一息、窓の外の景色を眺めると、黒の世界が飛び込んできます。
トンネルの中です。
 
はじめの2駅くらいまでは、割と近い間隔で停車していました。
そこでも乗り込んでくる乗客はいませんでした。
 
3駅目くらいからは、駅の間隔が広がり、駅までの到着が長くなっていきます。
やはり乗り込んでくる乗客はおりません。
 
車掌さんを見ると、特に変わったそぶりも無く、運転席に佇んでいます。
 
半分を過ぎたあたりから、少しドキドキしてきます。
始発から誰も電車に乗ってこないという経験は、いまだかつて無いです。
路線バスでは、何度かあったかなと思います。
 
そうこうして、終点前の最終駅。
 
ここで誰も乗ってこなかったら、、、
 
こういう時、たいてい誰かがふらりと乗ってきて、、野球で言えば、ノーヒットノーランを目の前にして、いとも簡単にヒットを許し、夢敗れる、なんてことはよくあるもので、そんな感じの結末だろうとは思っていた。
 
しかし、、、
 
誰も乗ってこない。
 
電車が出発する。
 

ノーヒットノーランの達成だ。

 
始発から終点まで、私ひとり(車掌さんとふたり)という偉業を達成しました。
もちろん、まったく狙っていたものではありませんが、なにか1つ大きなことを達成したような充実感に包まれました。
 
思わず、車掌さんに、「始発から終点まで私ひとりだったのですが、こういうことはあるんですか?」
 
と尋ねると、
「たまーにありますよ」
と。
 
電車を降りる時、ノーヒットノーランを祝福する拍手が聞こえたような気がしたのは、間違いなく、気のせいです。
 
鉄道好きの皆様!
チャンスです!
電車の旅に是非!
 

線路

 
今日は、いつもとはテイストを変えて、現場の話をしようと思いましたが、話が脱線してしまいました。
たまには、こういったゆるい感じのブログも書こうと思いますので、是非お付き合いください。
 
お盆を空けてから(正確には、お盆の最中から)、ありがたいことにたくさんのご依頼をいただいており、現場現場の日々を過ごさせていただいております。

海外のプロジェクトも動き出していたりして、是非、ブログを読んでいただいている皆様にも良い報告ができれば良いなと思っております。

 
さて、仕事に戻ります。


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