第4回 社内セミナー開催!カメラの基礎知識編|映像制作・動画制作ブログ
2019.11.08
夏から急に冬になり、朝晩はめっきり寒くなって参りました。急激な気温の変化で、真っ先に体調を崩していた加藤です。
トップの写真の通り(マスク率高し。)忘れかけていた社内セミナーの第4回目が開催されました。
今回は、市原Dによる「カメラ・撮影の知識」です。
ディレクターはもちろん、プロデューサーもアシスタントも、私のような広告配信担当も知っておいて損はない(知っとけ)カメラと映像の基礎知識でした。
現在、弊社では主に「5D mark IV」という動画対応のデジタル一眼レフカメラで撮影を行っています。通常のビデオカメラでは表現できない映画のような背景のボケのある映像が撮れるのが一眼レフの良いところだそうです。
でも、カラコレや明るさの階調にこだわると、一眼レフでは物足りなさを感じることもあるとか
それを解決するにはシネマカメラという選択肢もあるとか
各カメラの性能の違いで、どのように映像に差が出るか?とか
そんなお話。
撮影における技術的なお話はディレクターに任せて・・・
個人的に覚えておきたい動画形式についての解説部分を抜粋します。
[セミナー資料からの引用]
通常、映像カメラは、動画を形成する動画データと音声データを、それぞれ圧縮・変換して収録してます。例えばh.264やmpeg4、音声ならmp3やaacなどで、さらにその映像と音声データをひとまとまりのコンテナとして扱い、movやmp4などがそれに当たります。
それとは逆に、センサーから出力されただけの映像信号をRAWデータといいます。
通常はRAW状態のデータを、カメラ内でガンマ、ディテール、ホワイトバランスなどのプロセスを経た後、最終的に圧縮されて映像信号として出力されたものを、mov、mp4などのデータとして取り出していますが、RAWデータは非圧縮または低い圧縮率の状態のため、自由度の高い色彩加工をポスプロで行うことが可能になります。
しかしRAWはそもそもデータが大きく、カメラ側に多大な負担をかけることから、各メーカーはmovやmp4といったコーデックを使って圧縮収録しています。
メーカーや業界ごとにも様々な規格を作っており、movの他に、XAVCといったMXFや、アップル社のproresも。これらを多彩に搭載しているのがシネマカメラの優位性であり、一眼ムービーカメラの場合処理能力の問題などから、、MOVやmp4など高圧縮の限られた方式で記録することになります。
[引用以上]
動画形式とコーデックの話は、覚えなきゃと思いつつも周りの詳しい人たちに頼って過ごしてきた部分…まとめてくれてました。
そして、そもそも記録できるデータ量が多れば、その後の編集時の加工に差が出るのですね。例えば、スマホのカメラでは白飛びしてしまう部分の色が出たり、などです。
各社、様々な特徴のあるカメラを出しており、撮れる画も違うとのこと。
WebCM(CMに限らずですが)でも映画のようなクオリティのものが多く見られますし、どんな雰囲気の映像にしたいのか、何を見せたいのか、それによってカメラを選ぶと表現の幅が広がりそうです。
これからのムービーインパクトの映像制作、ますます楽しみです!
個人的には各社のカメラの歴史も、知りたくなってきました。(私が一番最初に買ったデジタル一眼レフはSONY α100です…いつの話!)
週末は久しぶりに家のカメラを触ってみようかな。