【修理代いくら?】壊れたキャノンレンズを楽に修理する方法【2022版】
2021.12.03
ムービーインパクト技術部です。
今回は機材修理について書いていきます。
先日、Canonの標準ズームレンズ「EF24-105mm F4L IS USM」を修理に出しました。
不具合としては、手ブレ補正が正常に作動しないという症状が現れ、手ブレ補正をONにすると逆にガタガタして大地震がきたような大きな揺れが発生してしまっていました。
もう9年くらい使い続けている旧型レンズなので、オーバーホールついでに修理をお願いしました。
以前は全国各地にCanonのサービスセンターがあって、持込修理に対応してくれていたのですが、次々に閉まっていき、今ではもう銀座・品川・大阪の3窓口しかなくなってしまいました。
サービスセンターに機材を持ち込んで見てもらう際に、何らかのアドバイスをもらえたり、知らなかった知識を教えてもらえたりすることがよくあるので、できれば人がいる窓口へ行きたかったのですが、新型コロナウイルス感染予防対策の関係で完全予約制になっていました。
修理を決めた時点では希望の予約が取れるのが2週間後だったので、今回は『らくらく修理便』というサービスを利用することにしました。
この『らくらく修理便』というのは、指定の住所までクロネコヤマトが梱包用の資材や記入済みの伝票を持ってきてくれて、それに修理品を入れて発送するだけという楽なサービスです。
送料がかかるのと精算が代引きで現金のみという条件が飲めるのであれば、非常に便利だと思います。
実際に利用してみると、申し込みの翌日には発送が完了し、すぐに修理受付が完了しました。
Canonのカメラ製品の修理は、大分県にある生産工場内に「集中修理センター」が設置されていて、全国各地から送られてきた修理品に対応しています。
前に修理をお願いした時は、九州に甚大な台風被害があった影響で完成まで時間がかかってしまいましたが、通常であればスピーディーに直してもらえます。
今回は、10月20日(水)に申し込んで、10月25日(月)に修理センターで故障状況を確認してもらい修理金額が確定、11月4日(木)に完成して返送してもらえることができました。
この約2週間という期間を早いと見るか遅いと見るかは意見が分かれるところですが、参考にしていただければと思います。
コロナ禍になる前から、宅配便で修理機材を送るサービスは既にありましたが、サービスセンターが簡単に利用できない現状では、機材修理もリモート化していると言えそうです。
肝心のレンズの修理内容については、手ブレ補正の不具合の他に、経年による外装ラバーの劣化や鏡筒のがたつき、防滴マウントゴム破れ等を見つけてもらい、一緒に修理をしてもらいました。
費用は41,844円かかりましたが、もともと高価なレンズでしたので、この額は仕方ない出費なのかもしれません。
現在、ムービーインパクトで使用している「EF24-105mm F4L IS USM」は2005年8月発売という古い製品のため、修理対応の終了が2024年6月となっていて、次の修理はもしかしたら無いかもしれません。
約9年前、当時主流だったビデオカメラから、まだ珍しかった一眼レフムービーに切り替えた時からずっと使っている、いわば相棒のような存在のレンズです。
いつまで使えるかわかりませんが、これからも大事に使っていい作品を作っていきたいと思います。
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