(リモートワークの現場から) 第1回 テキストコミュニケーション、大事なのは!?(後編)|映像制作・動画制作ブログ

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樋口 大二


2020.05.14

こんにちは。

プロデューサーの樋口です。

前回気づいたら文字数多くなってしまったため、今回は後編となります。

(前回のあらすじ)

リモートワークをやってたら、なんだかテキストコミュニケーションに違和感持った。
きっとリアルよりお互いの役割とか上下関係とか強めに意識せざるを得ないからではないか。
今までは会うことでリカバーできたが今は会えない。
どうしよう。今までと何か変えないと。

(ここから後編です)

では何を変えるのか?

まずルールを作るというのはどうでしょう。

新しい方法を集団で行うのだからやはりルールはあった方がいいですよね。

テキスト情報がそれぞれの立場を強調させてしまうなら、

フラットを意識したルール作りをすれば良いじゃないかと思うのです。

例えば、
・最初に共有か相談か依頼か目的を記載
・希望期日を記載
・箇条書きにして内容を簡潔に
・余計な敬語を省く


これでどうでしょうか?

おそらくある程度の解決はできるのではないでしょうか。

が、しかし!
一抹の不安がよぎります。

なんか依頼内容や質問などの問答でこんな言葉が飛び交いそうです。

「おっしゃっている意味がわかりません。」
「具体的に分からない部分を言ってください。」
「つまり私は何をすればいいでしょうか。」
「それはすでにお伝えした通りです。先述の経緯をお確かめください」

確かにフラットで、余計な敬語もなく、端的に伝えています。

ルールには反してないですがなんだか殺伐とした印象ではないでしょうか。

テキストだと同じ言葉でも対面以上に攻撃的な印象を与えやすいため、整備され簡素化された言葉は、より切れ味が鋭くなってしまう恐れがあります。

さらに問題なのは、自身の発言で誰かが傷ついたとしても、それを発言者が察知する可能性は非常に低いことです。

リアルなら、発言者は相手の表情をみて、あれ?言い過ぎたかな?とか思ったりできますが、テキスト上ではできません。

発言者は気づくこともないので是正されることはありません。

結果、傷ついた人は人知れずどんどん疲弊していくことになります。

これがリモートワークで一番気をつけなければいけない事なのかもしれません。

ではなぜこのような事態が起きるのはなぜなのか?

おそらく「情報不足」が原因かと思います。

前編での私と若手Wの関係性を例にしますと、

指示側である私の依頼内容が情報不足なら、受け手のWは不足部分を補おうとします。

しかしWは不足部分が意図的に隠された情報なのか、抜け落ちなのか、聞いていい情報なのか色々考えを巡らせ、誤解を与えないように聞かないといけません。

逆にWが何かしら私に確認を求めた時、何を確認してほしいのか不明確だったりすると、こちらも不足情報を聞こうとします。しかし、こちらはストレートに不足情報を聞こうとするので、受け手は不備を指摘されているような印象を持つのかもしれません。

結局、自分が欲しい情報が明らかにされておらず、その情報を引き出す過程のやりとりで神経使ったり、思いかけず傷ついたりしているのが多いのでは?と思うのです。

ということは、欲しい情報が明らかにされていれば余計な事を考えずに済むという事になります。

となると、必要なのは「想像力」になります。

例えばこんな想像力でしょうか。

指示側が誰かに資料まとめを依頼しようとした場合、

「◯◯の資料をまとめてほしい」
→(ちょっとまてよ。アイツは他の案件もやっているだろうから希望時間伝えよう。)

「◯◯の資料をまとめてほしい。16時まで希望」
→(ちょっとまてよ。資料のレベルを伝えないとわからないか。)

「◯◯の資料をテキストレベルでまとめてほしい。16時まで希望」
→(ちょっとまてよ。誰が見るかわからないと体裁気にするか)

「社内の私とTさんがみるため、◯◯の資料をテキストレベルでまとめてほしい。16時まで希望」
→(ちょっとまてよ。なんで欲しいか言わないとまとめようもないか)

「社内の私とTさんが企画のブレストMTGをするので、その材料として◯◯の資料まとめてほしい。テキストレベルでわかればいいです。16時まで希望ですがいかがですか」

また受け手も同様でこんな想像力でしょうか。
(ブレストMTGということは、まだ初期の段階だな。ということは、情報は狭く深くではなく、広く浅くがいいだろう。TさんもMTGに参加するのか、じゃあきっと予算も気にするだろうから分かる範囲で記載した方がいいな。
16時までならここくらいまでだが、17時30分ならこれくらいまとめられるな。どちらがいいか聞いてみるか)

どうでしょうか。

お互いがこのような意識ですと、言葉の体裁はそれほど気にならないのではないでしょうか。

なぜならお互いがお互いの状況を鑑みているので、変に相手の感情を意識する必要がないからだと思います。

ただ、この思考って通常普通に行なっていることかと思うのです。

私も少なからずその自覚はございます。

なのに、なぜ普通にやっていたことができなくなるのか?

これは私の感覚からいくと1つしかございません。

面倒くさいから。

そう、面倒くさいのです。

リアルなら全て言葉にできなくても他の情報でフォローできたりしていましたが、テキストだと、しっかりと理解しやすい言葉にしないといけない面倒くささ。。

リアルなら徒然なるままにしゃべってもその場で訂正、まとめができますが、
テキストだと、事前に構成をまとめないといけない面倒くささ。。

ああ、面倒だ。。

結局、どんなに想像力があってもこの面倒くさいに勝てないことには意味がない気がします。

そうなると必要なのは、

想像力だけじゃなく、

プラス、

ホスピタリティなのではないかと思うのです。

ホスピタリティの意味は、ざっくり

ルールに書かれていることを遂行することが「サービス」ならば
ルールに書かれていないけど相手を思って行動することを「ホスピタリティ」と指すようです。

「相手を思って行動すること」が常に「面倒くさい」を上回ってなきゃいけないってことなので、これは中々しんどい話です。

しかし、ふと思うと、自分が信頼している、尊敬している人って、少なからず「上回っている感の人」が多い気がします。

そして、その人の意見って、言葉が雑でも何でも、素直に耳を傾けているような。

きっとそれは、言葉よりもその人の人間性への信頼がまさっているからだと思います。

だから言葉の文意を勘ぐる必要がないのでしょう。

ということは、

てっきり今後オンライン化が進みどんどん効率化していくことで、あまり人間性とか気にしなくなっていく気がしていましたが、逆にリアルの時以上に人間性を推し量られることになるのかもしれません。
(この人と仕事しているとストレス感じない!モチベーションあがる!会ったことないけど。)

というわけで、

私は今日よりホスピタリティ持ちになろうと決心しました。

もちろん、

ホスピタリティ精神は突然根付くわけでもなく、

名乗ったところで結局周りが決めることですので、

日常の積み重ねの上に周知されていくものかと思います。

ですので、

まずは手始めにこのブログを丁寧に書いてみました。

なにしろ過去にない前編と後編という大作ですもの。

ただちょっと面倒くさくなってきたので、この辺で失礼致します。


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